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週間サマリー
年末年始の薄商いの中、12月29日〜1月2日の週の株式市場はやや軟調から混在の展開となりました。主要指数は混在する結果に。S&P500とダウは微増で週を終えた一方、ナスダックはわずかに下落しています。2025年通年では主要3指数が二桁上昇を記録しましたが、年末にかけては勢いに陰りも見られました。
今週の振り返り
主な出来事(JST)
- 12月29日(月):年末の薄商いの中、S&P500がやや軟化。主要株は4日続落となりました。
- 12月30日(火):FOMC議事要旨が公表されましたが、利下げ観測を大きく後押しする内容ではなく、株価の反応は限定的でした。
- 1月1〜2日(祝日〜休場明け):年明け初取引ではダウとS&P500が上昇した一方、ナスダックは若干の下落となりました。
主要指数(週末時点)
- ダウ平均:48,382.39(+0.7%)
年初の取引で上昇スタート - S&P 500:6,858.47(+0.2%)
年始をプラスで着地 - ナスダック100:約23,235〜23,242付近
若干軟調な展開
年末年始は取引量が少なく方向感が出にくい地合いでしたが、年初はダウとS&P500が堅調に推移しました。
金利・債券
米10年債利回りは4.1%程度で安定しています。利下げ観測は引き続き背景にありますが、議事要旨公表後も追加利下げへの反応は薄い様子です。
コモディティ
- 金(Gold):年末時点で約4,332ドル/oz前後
安全資産としての需要やリスクオフ時の買いが一部で強まりました。 - 原油(WTI):週中から年末にかけて概ね56〜57ドル/bbl程度
需給の不透明感からやや軟化しています。
為替
- ドル/円:年末から年明けにかけて1ドル=約157円前後
円安基調を維持しています。流動性の低さから小さなニュースでも反応しやすい状態でした。
来週の注目ポイント
経済指標
年始早々、米雇用統計や物価関連データの発表が控えています。次回のFOMC政策決定が近づく中、市場は利下げ期待と金利据え置き観測のバランスを注視しています。
主要テーマ
- AI関連株:2025年の上昇を牽引した大型テック銘柄ですが、年末の調整が続いたため、今後の”再評価”に注目が集まります。
- 金融政策:次期Fed議長交代の観測が市場心理に影響を与えています。利下げ余地と政策の明確さがテーマとなりそうです。
- 為替/世界情勢:ドル高・円安の流れが継続しやすい地合いです。
想定シナリオ
- 強気シナリオ:米雇用・物価データが緩やかな内容となり利下げ期待が強まれば、グロース株やハイテク株の買い戻しが再開する可能性があります。
- 中立シナリオ:データが予想通りなら、金利も株価も大きな変化はなく、年初はもみ合いの展開となるでしょう。
- 弱気シナリオ:インフレ再加速や利下げ観測の後退があれば、株安と安全資産高、為替反転の可能性が出てきます。
長期投資家の視点
今やっておきたいこと
- 定期積立の継続:年初も時間分散を意識した積立を続けましょう。
- 資産配分の点検:ハイテク株への集中度合いを確認し、分散の必要性を検討する時期です。
- 観察指標の整理:米10年債利回り、ドル/円、AI関連企業の決算などをチェックしておきましょう。
リスク管理のポイント
- 評価通貨の統一:ドル建て資産を円換算した評価を見直しましょう。
- ヘッジ戦略:為替リスクや金利リスクに備えた資産配分の見直しを。
用語解説
- 割引率:将来の株式価値を現在価値に換算する際の基準となる金利のこと
- 薄商い:市場参加者が少なく取引量が細る状態。値動きが荒くなることがあります
- 利下げ観測:将来的に金利が引き下げられると予想されている市場の見方
- AI関連株:人工知能分野で成長が期待される企業群
免責事項
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。





