● 1月12日〜16日の米国株は、週前半の米CPI(物価指標)をきっかけに金利が上昇し、株価は一時調整局面に。ただし週後半には押し目買いが入り、指数は高値圏を維持しました。
● 米10年国債利回りは4.2%前後まで上昇。割引率(将来利益を現在価値に換算する際の金利)の上昇が、ハイテク株の上値を抑える形となりました。
● ドル/円は157円前後と円安基調が継続。金は底堅い動き、原油は需要懸念から伸び悩むなど、資産クラス間の温度差が目立つ一週間でした。
目次
今週の振り返り
主要イベント
- 1月13日(火):米**CPI(消費者物価指数)**発表。市場予想をやや上回る内容と受け止められ、金利が上昇、株価は一時下落しました。
- 1月15日(木):金利上昇が一服し、テック株を中心に買い戻しの動きが見られました。
- 1月16日(金):週末を前に利益確定の売りも出ましたが、大きな崩れはなく終了。
今週のポイントは「物価 → 金利 → 株」の流れ。この順番を意識すると、値動きが理解しやすい一週間でした。
金利動向(米10年国債利回り)
- 週末時点:4.22%前後
- 水準としては株価にやや重いものの、重要なのは「急上昇しなかった」という点です。
- 市場は、インフレが再燃するのか、それとも落ち着くのかを引き続き見極めている段階にあります。
株式市場(主要指数・週末終値)
- ダウ平均:49,080.35
- S&P500:6,940.20
- ナスダック100:25,640.80
相場の雰囲気
- 物価指標で一度ヒヤリとする場面はあったものの、「下がると買いが入る」地合いは継続しています。
- ただし、金利に敏感な相場であることは変わりません。
コモディティ(金・原油)
- 金(Gold):2,075ドル/oz
金利上昇局面でも下げにくく、安全資産としての需要が意識されました。 - 原油(WTI):71.20ドル/バレル
世界景気への慎重な見方から上値は重く、レンジ内の動きが続いています。
為替(ドル/円)
- 週末時点:1ドル=157.10円前後
- 米金利が高止まりしているため円安基調は続いていますが、当局の発言次第で短期的な変動も出やすい状況です。
来週の注目ポイント
経済指標
- 米小売売上高・住宅関連指標:消費の強さが確認できるかどうかに注目。
- FRB高官発言:CPIの結果をどう評価するかが焦点となります。
主要テーマ
- ハイテク・AI関連:金利が高い環境下でも成長期待を維持できるか。
- 金利動向:4.2%台が”天井”となるのか、それとも上抜けるのか。
- 為替:157円台が定着するのか、調整が入るのか。
想定シナリオ
- 強気シナリオ:物価が落ち着き、金利が低下 → グロース株主導で上昇
- 中立シナリオ:物価・金利ともに横ばい → 株価はレンジ、テーマ株の物色が中心
- 弱気シナリオ:インフレ再加速 → 金利上昇 → 高値圏にある株価に調整圧力
長期投資家の心構え
基本的な対応
- 積立投資は継続(短期の物価データに一喜一憂しない)
- 金利上昇に弱い資産に偏っていないかポートフォリオを確認
- 指標発表後の「初動」ではなく、数日後の落ち着いた動きを見て判断
リスク管理のポイント
- 為替と金利をセットで確認する
- ハイテク・AI関連への集中度を点検する
用語解説
- CPI(消費者物価指数):インフレ動向を測る代表的な経済統計
- 割引率:将来の利益を現在価値に換算する際に用いる金利
- 押し目買い:株価が下がったタイミングを狙って買う投資行動
- レンジ相場:一定の価格帯で上下を繰り返す相場状況
免責事項
本稿は一般的な情報提供を目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 @keyframes blink { 0%, 8% { opacity: 0; } 10%, 12% { opacity: 1; } 14%, 30% { opacity: 0; } 32%, 34% { opacity: 1; } 36%, 100% { opacity: 0; } }
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