はじめに
このツールでは、積立投資でお金の「買える力(実質価値)」がどれくらい維持できるかを、名目と実質を並べて確認できます。入力はシンプルで、結果はグラフ・年次表・CSVで確認可能です。
ポイント
- 名目と実質を同時表示:グラフで「見かけの残高」と「今日の円価値」を比較できます
- インフレ率は任意入力:デフォルトは2%。迷ったら2%のままでOKです
- 信託報酬を考慮:想定年利から信託報酬を差し引いて、実質運用利回りで試算します
- 年1回複利・年末積立の簡易モデル:直感的に理解するための入門ツールです
- CSVダウンロード・リセット機能:試行錯誤しやすい設計です
このツールで分かること
- 名目資産:通帳に表示される金額
- 実質資産:今日の物価水準で換算した「買える力」
- インフレ率が同じでも、積立額・年利・信託報酬によって実質的な伸びは大きく変わります
- 名目と実質の推移に加えて、「今日の価値に割り引いた積立元本(実質累計拠出)」も計算し、実質でどれだけ増えたかを確認できます
計算の仕組み(読み飛ばしてもOK)
- 実質運用利回り:r_net = 想定年利 − 信託報酬
- 名目資産(年末積立):Vₙ = Vₙ₋₁ × (1 + r_net) + 年間積立額
- 累計インフレ倍率:Iₙ = (1 + 物価上昇率)ⁿ
- 実質資産(今日の円価値):Realₙ = Vₙ / Iₙ
- 実質累計拠出(今日価値に割引):PV拠出ₙ = 初期残高 + Σ(年間積立額 / (1 + 物価上昇率)^t)
- 実質の増減 = Realₙ − PV拠出ₙ
物価上昇率(CPI)の設定方法
- 基本は年率を1つ入れるだけです。忙しい方は2%でOKです
- より正確に設定したい場合は、総務省統計局「消費者物価指数(CPI)」で**コアCPI(生鮮食品を除く)の前年同月比(%)**を参考にしてください
- 見る場所:総務省統計局「消費者物価指数(CPI)最新月次」
https://www.stat.go.jp/data/cpi/
使い方
1. 入力項目
以下の項目を入力します:
- 初期残高
- 年間積立額
- 想定年利(税引前)
- 信託報酬
- 物価上昇率(年率):初期値は2.0%。迷ったらそのままでOK
- 運用年数
2. 結果の確認
**[計算する]**ボタンを押すと、以下が表示されます:
- 名目資産と実質資産の折れ線グラフ
- 年次表(名目資産・実質資産・名目累計拠出・実質累計拠出・実質増減など)
- CSVダウンロードボタン
3. やり直す場合
条件を変更したい場合は**[リセット]**ボタンで初期値(物価2%など)に戻せます。
結果の見方
- グラフの**実質資産(緑線)が右肩上がりなら「買える力が増えている」**サインです
- 表の実質増減(Realₙ − PV拠出ₙ)もあわせて確認しましょう
積立投資×インフレ 実質価値シミュレーター(名目 vs 実質)
実質運用利回り(想定年利 − 信託報酬):—
20年後の見通し:
名目資産 — /
実質資産 — /
実質増減 —
※ 年1回複利・年末に積み立てる簡易モデル。実際の市場や物価は変動します。
例:0(任意で既存資金を設定)
例:1,200,000 円(毎月10万円想定)
例:5.0(税金は考慮せず、信託報酬を年率で差し引き)
例:0.30
迷ったら 2.0 でOK(概算)
名目資産 実質資産(今日の円価値)
| 年 | 名目資産 | 実質資産(今日価値) | 名目累計拠出 | 実質累計拠出 | 実質増減 | 実質増減(%) |
|---|
※ 実質運用利回り = 想定年利 − 信託報酬。年1回複利・年末積立の簡易モデル。端数は円未満四捨五入、%は小数1桁表示。