はじめてでも迷わず決められるように、**「先進国株」と「国内株(日本)」の内訳(割合)**を、シンプルな選択肢と手順で決めます。
※ここでは株式のみ(債券は扱いません)。
まずの結論(迷ったらコレ)

- 最短:全世界株式1本
→ 世界中に自動で分散。新興国も含まれるため、内訳で悩みません。 - 2本で内訳を決めるなら
- 基準A:先進国 80%/国内 20%(よく使う現実解)
- 基準B:先進国 90%/国内 10%(よりシンプル&世界比率に近い)
- しばらくは**先進国100%(国内0%)**でもOK。後から国内を足しても問題ありません。
用語ミニ解説:内訳(割合)=毎月の積立や保有額の振り分け比率のことです。
なぜその内訳で良いの?
- 世界全体の中で日本株の比率は大きくないため、先進国中心でも偏りにくい。
- 生活通貨が円なので、国内を少し入れると心理的に続けやすい。
- 2本に分けても、管理は「積立割合」で調整可能(売買で合わせなくてOK)。
3ステップで決める

- 1本でいくか、2本でいくかを先に決める
- 迷いが強い → 全世界株式1本
- 2本で管理したい → 先進国+国内
- ベンチマークを選ぶ(=連動させたい指数)
- 先進国株:MSCIコクサイ、FTSE Developed など
- 国内株:TOPIX など
- 商品を選ぶ(低コスト・インデックス)
- 信託報酬(年率)が低い
- 同じ指数の中で最安〜準最安
- ノーロード/純資産規模/運用報告の透明性
すぐ使える「設定例」(ひな形)
- ひな形1:全世界株式 100%
まずはこれ1本でOK。悩みゼロでスタート。 - ひな形2:先進国 80%/国内 20%
国内も少し入れたい方向けの現実的バランス。 - ひな形3:先進国 90%/国内 10%
よりシンプルで、世界時価総額のイメージにも近い。
同じ指数の重複(例:TOPIXの投信を2本保有)は分散になりません。1指数=1本が基本。
登録用メモ(コピーして使う)
- 積立開始日:___/___/___
- 月の積立金額:____円
- 使う指数(ベンチマーク):
- 先進国:________
- 国内:________
- 投資信託名:
- 先進国:________(信託報酬:__%)
- 国内:________(信託報酬:__%)
- 積立の割合(内訳):
- 先進国:__%
- 国内 :__%
今日やることチェックリスト
- ひな形(全世界1本/80:20/90:10)を1つ選ぶ
- ベンチマークを確認(先進国=___/国内=___)
- 同じ指数の中で最安〜準最安の商品を1〜2本に絞る
- 証券会社で積立日・金額・割合を登録
- 以後は積立割合だけで調整(売らない/年1回だけ軽く点検)
よくある質問
- 新興国は入れなくて大丈夫?
→ 全世界株式1本なら自動で含まれる。2本運用なら後から足してもOK。 - 為替ヘッジは?
→ 長期の積立では**基本「ヘッジなし」**がシンプルで低コスト。 - 見直しはどのくらい?
→ 原則は売らずに積立割合で調整。年1回、割合を軽く点検で十分。
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(免責事項)本記事は投資助言ではありません。最終的な投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。